BFグッドリッチ235/75R15の適性空気圧をしりたい!
調べ方や注意点しも知りたいな?
今回はジムニーシエラに装備しているBFグッドリッチ235/75R15の適性空気圧について、
あまり詳しく解説している方がいなかったので、自分なりに調査し報告することにしました。
結論から言いますと、理論上最低でも245kPa以上という結果になりました。
今回はその調査手順を中心に、注意点をふまえながら紹介します。
今回の記事の内容が理解できると、あらゆるタイヤの適性空気圧が簡単に調べられるので参考にしてみて下さい。
最終的には乗車人数・荷物の量・路面状況・タイヤの摩耗具合で、自分または専門店の方と調整して行くことになるかとは思います。
- bfグッドリッチ235/75r15の適性空気圧がわかる
- 適性空気圧の調べ方がわかる
- 調べる際の注意点がわかる
azu
適性空気圧を知り調べる前に、
知っててほしい良い点があったので、まずそちらを紹介するね
パッと読むための目次
適性空気圧を調整する前に
同一サイズでも「規格」が変われば適性空気圧も変わる
タイヤには大きく分けて3つの規格があります。
同じサイズのタイヤへ変更しても、規格が変われば「負荷能力」と適性空気圧も変わってきます。
azu
因みにbfグッドリッチ235/75R15は「TRA規格」
ジムニーシエラの純正タイヤは「JATMA規格」
購入したタイヤがどの規格のタイヤなのか、適性空気圧を知るためには重要になってきます。
azu
了解!
純正タイヤと交換したタイヤの規格が違う可能性があるんだね!
でも「負荷能力」って何??
負荷能力とは?
「タイヤ1本が最低何キロから車体を支えることが可能か」
重たい車を支えるタイヤは、車体をバランス良く支えないといけません。
そのためには各タイヤが車重に対し、何キロから車を支えることが可能なのか。
その能力を数値化したのが負荷能力です。
負荷能力を知り空気圧を調整することで、タイヤ本来の能力を発揮し、快適な乗り心地で走行することが可能です。
azu
車の重さに対してタイヤの負荷能力が決まり空気圧を調整するよ。
だから同じタイヤでも車体が変われば負荷能力と空気圧も変わってくるよ。
ここまでは適性空気圧を知る前に、「タイヤの規格」「負荷能力」について説明しました。
タイヤを変えて空気圧を知るには重要なワードになるので知っておきましょう。
ジムニーシエラbfグッドリッチ235/75R15の適正空気圧を調べる
【1】純正タイヤの「負荷能力」を確認
純正タイヤは、設計段階から各タイヤへバランスよく車重を分散し、支えることができる選ばれたベストなタイヤです。
そのため、変更したbfグッドリッチ235/75R15適性空気圧を知るためには、
ジムニーシエラを的確に支えている純正タイヤの負荷能力を確認しないといけません。
azu
ジムニーシエラ純正タイヤの負荷能力を知らないと
変更したタイヤの適性空気圧は導き出せないよ
しかし、純正タイヤの負荷能力を確認しようとしても簡単に確認することができませんでした。
でも、調べているうちに負荷能力の確認方法をがわかったので紹介します。
【負荷能力の調べ方①】純正タイヤの「空気圧」を確認
ジムニーシエラ純正タイヤ空気圧:前後180kPa
純正タイヤの空気圧はドア付近のラベルに書いてあります。
【負荷能力の調べ方②】純正タイヤの「ロードインデックス値」を確認
ジムニーシエラ純正タイヤサイズ表記「195/80R15 96S」
この場合ロードインデックスは「96」
純正タイヤのロードインデックス値はタイヤのサイズ表記から確認できます。
【負荷能力の調べ方③】負荷能力対応表から「負荷能力」を確認する
ジムニーシエラ純正タイヤの負荷能力は「600㎏」
純正タイヤの「空気圧180kPa」「ロードインデックス96」が分かれば「の負荷能力対応表」からジムニーシエラのタイヤ1本に対する「負荷能力」を確認できます。
azu
つまりジムニーシエラに使用するタイヤは、タイヤ1本「600㎏」に耐えられる負荷能力が必要ってこと。
純正タイヤの場合、負荷能力600㎏を満たすためには空気圧180kPa必要ってこです
【一例】「ジムニーシエラ純正タイヤ195/80R15 96S」から「TOYO OPEN COUNTRY R/T215/70R16 100Q」へ変更した場合の適性空気圧
次に一例として、「ジムニーシエラ純正タイヤ195/80R15 96S」から「TOYO OPEN COUNTRY R/T215/70R16 100Q」した場合の適性空気圧を確認します。
- 【写真右・写真左】タイヤの規格に沿った負荷能力一覧表を用意する(JATMA規格)
- 【写真右】純正タイヤの負荷能力をまず確認
- 【写真左①】変更タイヤのロードインデックス値(100)を確認
- 【写真左②】純正タイヤの負荷能力に一番近い数値(615㎏)を確認
- 【写真左③】適性空気圧を確認(180kPa)
azu
なるほどー!
変更タイヤのロードインデックス値から、純正タイヤの負荷能力値に近い数値を探して適性空気圧を導き出すんだね!
上記の例のように、負荷能力一覧表から純正タイヤの負荷能力値(600㎏)が無い場合、
その負荷能力値より上の近い負荷能力数値(615㎏)で適性空気圧を導き出してください。
純正タイヤの負荷能力(600㎏)より下で適性空気圧を導き出した場合、タイヤが大変危険な状態になってきます。
負荷能力を守らずに空気圧を調整したらどうなるの?
タイヤが車体を支えることが難しくなり大変危険
負荷能力600㎏より下の数値で空気圧を調整した場合、タイヤが車体を支えることが難しくなり大変危険です。
また「偏摩耗」「異常発熱」「構造の損傷」などタイヤの寿命が縮まったり、「転がり抵抗の増加」で燃費が悪くなり乗り心地も悪化してしまいます。
その他、ロードインデックス値不足となり車検に通らないことにもなりますので注意してください。
azu
ジムニーシエラの場合、負荷能力が最低600㎏必要なので、
それ以上になるように空気圧の調整が必要だよ
【2】純正タイヤの負荷能力からbfグッドリッチ235/75R15適性空気圧を確認する
bfグッドリッチの規格と負荷能力対応表を確認
先ほどの例で紹介した「TOYO OPEN COUNTRY R/T215/70R16 100Q」と同じやり方で「bfグッドリッチ235/75R15」の適性空気圧も確認できると思いますが、
純正タイヤと「TOYO OPEN COUNTRY R/T215/70R16 100Q」は2つともタイヤの規格が「JATMA規格」です。
同じ規格なので適性空気圧を導き出すのに必要な「負荷能力一覧表」はJATMA規格の一覧表で簡単に終わります。
しかし、bfグッドリッチ235/75R15の場合「TRA規格」なので話が変わってきます。。
bfグッドリッチ235/75R15の場合、純正タイヤ(JATMA規格)と規格がそもそも違います。
そのため、「JATMA規格の負荷能力対応表から純正のタイヤの負荷能力を確認し」「TRA規格の負荷能力対応表から適性空気圧を確認」しないといけません。
【1例】規格違いによる適性空気圧の変化
という事で、規格違いの空気圧の変化の例を
215/45R17の同一サイズで「JATMA規格のタイヤの場合」と「ETRTO規格のタイヤの場合」で空気圧の違いを紹介します。
☝まず純正タイヤは215/45R17・ロードインデックス87・負荷能力545kg・適性空気圧は240kPsです。
☝【同じサイズでJATMA規格のタイヤへ変更】ロードインデックス91・負荷能力は純正に近い555kg・適性空気圧は200kPa
【同じサイズでETRTO規格のタイヤへ変更】JATMA規格と同じロードインデックス91・負荷能力は純正と同じ600㎏・場合適性空気圧は250kPa
azu
タイヤサイズ以外にロードインデックスまでも同じなのに、
規格違いで適性空気圧が50kPaも違う!?
そうなのです。タイヤ規格が変われば、その規格にそった負荷能力一覧表を使わないと、適性空気圧が全然かわってきます。
bfグッドリッチ235/75R15はTRA規格なので、今度はそちらの対応表から適性空気圧を確認しないといけません。
TRA規格の対応表から純正タイヤに近い負荷能力値を確認
1530ポンド=693kgが純正タイヤに一番近い負荷能力
純正タイヤの負荷能力は600kgでしたので、bfグッドリッジに対応したTRA規格対応表から、
235/75R15に対応した純正タイヤに近い負荷能力600㎏以上を探します。
※こちらの表は海外のサイトから見つけました。ただし必ずTRA規格と断言はできません(LTタイヤの表なのでおそらくTRA規格だと思います。)
TRA規格の負荷能力が分かったら適性空気圧を導き出す
結果、空気圧は35SPI=245kPa
235/75R15の純正タイヤに近い負荷能力は1530ポンド=693kgでした。そからそれに必要な空気圧は35SPI=245kPaと言うことが分かります。
なるほどっ!という事はこの表からすると、bfグッドリッジ235/75r15の適性空気圧は最低245kPaは必要という事になるんだね!!
カスタム具合や、車に乗っている荷物の重さによっても空気圧それぞれです。
245kPaから下がり過ぎないように、後は自己責任で空気圧を調整してください。
まとめ
今回はbfグッドリッジ235/75r15の適性空気圧について、調べ方や注意点など紹介しました。
純正タイヤの負荷能力を把握しておけば、変更先のタイヤ規格に対応した負荷能力対応表から「変更タイヤサイズまたはロードインデックス」と「600㎏に近い負荷能力数値」を探し、それに沿った空気圧が適性空気圧という事が分かりました。
今回の調査ではbfグッドリッジ235/75r15空気圧は最低245kPaを基準に空気圧を調整する結果に至りました。。
しかし、今回の調査内容は理論上の数値になります。
最終的には乗車人数やカスタム具合、道路のコンディションやタイヤの減り具合でやはり調整していくとは思いますので、具体的な数値は人それぞれだと感じました。。